ナンゴクカモメヅルの花

にわか雨が上がったので尾根道を歩きました。

道端の生い茂った藪の中に、ナンゴクカモメヅル花が咲いていました。

白というより緑っぽい花なので、よく見ないと見落としてしまいます。

少し色づいた花もありました。

雨の後の山道、だんだん暑くなりました。

 

ゴイシシジミがいました。

去年の8月にゴイシシジミを見た山に行ってきました。

果たしているかどうか心配でしたが、藪をかき分けながら進むといました。

ここのゴイシシジミはとても小さいのです。

体が小さいから、碁石の斑点が大きく見えます。

その付近には笹の葉はなくて、ススキの葉に止まっていました。

トラノオスズカケが咲いていました。

小さな川沿いの道を下っていると変わった花に出会いました。

トラノオスズカケです。

今まで見た中で一番立派なトラノオスズカケでした。

その付近には何本もありびっくりしました。

小川のせせらぎの音をかき消すようなミンミンゼミの声が響き渡っていました。

一天にわかに掻き曇り夕立来る。

池の端でシギチを見ていました。

ムナグロが1羽陣取っているので、安心した小さなシギチがやって来るのです。

トウネンたちが下りました。

時々きれいなトウネンが混ざっています。

1時間以上もシギチを見ていましたら、土砂降りの雨が降って来ました。

ムナグロの所には、ソリハシシギもやって来ていました。

さすが水鳥、あわてず騒がず雨も平気です。

雨が小降りになったらトウネンたちは羽をブルブルッと揺すって水を飛ばしていました。

雨がやんで日が照り出したら、蒸し暑い熱気に包まれましたので私は退散です。

マルミノヤマゴボウ

川沿いの山道を歩いていると赤い花に出会いました。

今の季節山で時々出会ってドキッとするマルミノヤマゴボウの花です。

本当は花は白っぽかったのですが、花から果実に近づくと萼片など全体が赤っぽくなります。今の時季はその果実になる前の段階です。

なんと見事な造形。

ちょっと不気味にも感じました。

 

 

浜辺のチドリとシギ

お盆が終わりましたので海に行ってきました。

波打ち際でチドリが行ったり来たりしていました。

オオメダイチドリです。

未だ赤っぽい繁殖羽が残っているものがいました。

オオメダイチドリの中へ小さなシギがちょこちょこと入って来ました。

「君はだれ?」

2羽になりました。

小さいシギはトウネンだと思います。

冬見るトウネンと違って色が濃いので迷います。

夏の海ひねもすのたりのたり・・・。

湖水ヶ池は子見ず池

我が人生で一番暑い夏のような気がしますが、家の中で冷房に当たってばかりではいけませんので思い切って蓮の花を見に出かけてきました。

宮崎県児湯郡新富町の海岸の近くにある池です。湖水ヶ池です。

池の中には蓮の白い花が沢山咲いていました。

池沿いに小さな神社があります。元禄年間からあるという水沼神社です。

看板が立っていて池の説明が書いてありました。

湖水ヶ池は「こすいが池」と読むのではなくて「こみずが池」と読みますが、そのいわれが書いてありました。

今は大蛇は住んでいません。

蓮の花がきれいです。

ここの蓮は在来の蓮で、冬になるとレンコンを取る作業が行われます。

ハンミョウ

海岸の岩場にハンミョウがいました。ハンミョウは海岸にも山奥にでもどこでもいます。

ハンミョウは美しい。

ハンミョウにはいろいろ種類がありますが、これはハンミョウの中のハンミョウで、ナミハンミョウと呼ばれています。今からいろいろのハンミョウが出てきます。

 

オニヤンマの複眼

水が崖からしみ出してきて

大きなトンボが目の前をあっちに行ったりこっちに来たり。

なかなか止まりません。根気強く待ち続けたら止まりました。

そおっと近づきました。

オニヤンマでした。

エメラルドグリーンの複眼がとってもきれいです。

暫くするとまた飛んで、あっちに行ったりこっちの来たり。

それがオニヤンマの一日の仕事です。

 

オニバスの花

遠くの池にイトトンボを見に行きました。

池に着くと対岸の木にサギ達が止まっていました。

そして、手前の方にはオニバスが浮いているのに気づきました。

この池でオニバスを見るのは初めてです。

オニバスは年によって出たり出なかったり、そして突然予想もしない池に出たりします。

オニバスの花が咲いていました。

オニバスの近くでエサ取りをしているのはバンです。

オニバスとバン…似合います。

 

イカリモンガとクロフシロエダシャク

葉の上に乗っているのは小さなチョウ?

家で調べてみるとチョウではなくて蛾でした。

イカリモンガ。

どこがイカリ?オレンジ色の部分が船の錨(いかり)だそうです。

下の写真、近くの木には別の蛾。

調べてみました。

クロフシロエダシャク・・・黒節かと思ったら・・・黒斑白枝尺蛾・・・だそうです。

蛾もいろいろです。森に行くと人間には会いませんが、いろいろの生き物に出会います。神様の作られた芸術作品だと思います。感動します。

 

ヤブミョウガの花

今、田舎道を歩くとよく目にするのがこの花です。いたるところで見かけます。

ヤブミョウガです。なるほどうちの庭に生えているミョウガの葉にそっくりです。

いつもは花をゆっくり見たことはなかったのですが、今回じっくり見ました。

6本の黄色い雄しべがきれいだったのですね。新発見。