大雨続きで、崖から水が流れ落ちているところ。
草に虫が止まってじっとしていました。

久しぶりに見たタマムシでした。

タマムシといえば法隆寺の国宝の玉虫厨子(たまむしのずし)です。飛鳥時代に推古天皇の稔侍仏を安置したといわれるものです。それに使われたのがタマムシの羽だそうです。輝く色が色あせないのですね。
下は我が家に保存されている玉虫です。孫娘が5歳の頃拾ってきたもので、その孫は今は20歳。15年経っても全く色あせていません。

羽の色は見る角度によって、緑やら赤やらと虹のように変化します。構造色といわれていて、透明な層が幾重にも重なって、見る角度によっていろいろに変化するものだそうです。