山に行けば普通に出会う木です。クサギの木です。
秋になって実になりましたから目立つようになりました。
なんと見事なこと。正月の羽付きの羽根みたい。
近くにはまだ花が残っていました。
クサギには昔の思い出があります。
我が家ではクサギの葉を食べていたのです。
クサギの葉を採ってきて鍋で煮て、その葉をバラ(竹で編んだ大きなかご)に広げて天日で乾燥させます。それを保存しておいて、食べるものがなくなったときに大豆などと一緒に煮ておかずにするのです。
クサギの葉は臭いですが、それがどういうわけか食べるとおいしいのです。
もうずいぶん長く食べていません。懐かしいおふくろの味です。