山奥の尾根道を歩きました。もう通る人がいなくて倒木をくぐったり跨いだりしながら進みました。
40センチくらいの小さな木に、小さな白い花が咲いているのを見つけました。
万両の花のようです。
冬が近づくと赤い実をつけた万両をよく見ますが、今の季節の花は目立たないので通り過ぎるところでした。
よく見るととてもかわいい花です。
花を見ていてふと見上げると、崖の途中に石の仏様が。
緑の服を着ておられます。
昔は集落と集落を結ぶ尾根道だったので、通りがかりの人が一休みして、無病息災を願って手を合わせる所だったのでしょう。
私も手を合わせました。昔の人のことを偲びながら。