セイタカシギがいたので車の右側の窓からそちらの写真を撮っていました。
ひょいと左側の窓から反対側の田んぼを見ると、私の方を見ている赤い鳥。
え、え、これは何?
カモ・・・もうほとんどのカモが帰ってしまって、残っているのはカルガモだけのはずなのに。
いったいこのカモは何ガモ?
赤っぽくてとてもきれい。
気品がある。
姿かたちはオナガガモのメスです。
だけどオナガガモのメスがこんなに赤くなるはずはないし。
ツクシガモにアカツクシガモというのがあるように、もしかして日本に飛来したことのないアカオナガガモとかいるのではないかと頭の中をよぎったり。
帰ってから図鑑を調べましたが残念ながらそんなのはありませんでした。
結論としてオナガガモのメスのようです。
赤いオナガガモは全国的には観察例があるようです。
友人から送られてきた資料には「羽とタンニンが科学的に結合し、海水中に含まれる金属が助染剤として働いて鉄さび色になる」というものもありました。
あるいは突然変異かもしれません。
目先の色の紫がかったコサギも「この人だれ?」と見ています。
私が不思議に思うことは、
たくさんのオナガガモの中にこんなのが1羽いたというのなら分かるのですが、今の宮崎ではオナガガモは北に帰ってしまって全然見ることがありません。
そんな中でオナガガモのメスがたまたまいた上に、それが赤かったいうことが何とも不思議なのです。