私はよく海を見に行きます。
私は港町で育ちました。
家の前は海でした。
家は岸壁から3メートルくらい。
釣り糸を投げて、岸壁の上に竿を置き、家の窓から見ていて、引いたら竿を上げに駆けだすこともできたくらい海が目の前にありました。
だけど台風の時は潮位が上がって、家の周りを波が渦巻きました。怖かった。
それでも海が好きだし、何より船が好きなのです。
小さいころ船の写真なら、新聞でも雑誌でも切り抜いてとっておきました。
それを今でも持っています。
ということで、今でも船が好きです。
家の窓からいつもどんな船が入ってくるのか眺めていました。
ですから海に行くとまず、沖を通る船がいないかどうか探します。
そして沖を通る船の写真を撮ります。
水平線近くを通る船もあります。
豆粒ほどにしか見えません。
貨物船か漁船かもわかりません。
それでも船が海にあればうれしくなります。
私の眼にはほんの少しずつ動くように見える船。
ゆっくりゆっくり進んでいるように見えます。
本当は全速力で走っているのでしょうけど。
上の写真は全部別々の日の写真です。