西都市の森に行きました。
山はミズキの花が花盛り。
あちらにもこちらにも。
今時森の中で一番目立ちます。
その木の周囲も含めて、あちこちでチョウが飛び回っていました。
モンシロチョウのような感じ。ひらひらと沢山。
何のチョウだろうと思っていましたら、下りて木に止まっているそのチョウを見つけました。
モンシロチョウではありません。
翅は透き通ったような白色。
とてもきれいです。
そしてなんと脚が黄色い。可愛いこと。
何だろうと思って帰ってから図鑑で調べました。
私がいつも昆虫を調べるのは鹿児島の南方新社の「昆虫の図鑑」です。
だけど載っていません。あんなにたくさん飛んでいたのに。
そこでネットで調べたら分かりました。
キアシドクガ。
1990年代から九州に入ってきて南下中。
毒蛾という名前が付いていますが毒はないのだそうです。
しかし、大量発生して特定の樹木を食い荒らし、その幼虫が家屋に入ってきたりして大変だそうです。
特定の樹木というのは一番最初の写真のミズキ。
今、あちこちに満開のミズキ。
私が見た時も特にミズキの花の周りを飛び回っていました。
幼虫の大量発生で、ミズキが枯れてしまうこともあるようです。
初夏に飛ぶ白いきれいなチョウ・・・妖精のよう・・・と思って見ていましたがこれは大変。今から宮崎南部、そして鹿児島へ南下していきそうです。