大きな森のはずれに小さな池がありました。
夏は蛍が飛び交う池です。
その池の脇で、小鳥たちが水飲みに来るのを待ってカメラを構えていました。
暫くして左手のすぐ近くに何か気配を感じました。
びっくりしてカメラを向けましたが近すぎ!
少しづつ近づいてきます。
私をじっと見ています。初めての経験。
「じいちゃん何してるの」
「小鳥が来るのを待っているんだよ。君は何してるの」
「僕も小鳥が来るのを待っているんだよ。小鳥が来たらどうするの」
「撮るんだよ」
「一緒だね。僕も獲るんだよ。そして食べるのさ」
「そこがじいちゃんと違うけどまあいいか」
何と可愛い目。
そしてどこかへ行ってしまいました。
その時撮った頭が入らなかった写真。
尾の長さが胴体に比べて随分長いです。だからニホンイタチではなくて、チョウセンイタチだと思います。
きょうはイタチとこんなに近くで会えて、とっても幸せな日でした。