ノリウツギの花にイシガケチョウ

山に登る道路の両側には、ノリウツギの花が満開でした。

あちらにもこちらにも咲いていて、今一番目立ちます。

この木は特に高木ではありませんが、結構高い木です。花が天に向かっています。

昔の和紙はこの木の皮でも漉いていたのだそうです。幹を傷つけると糊のような樹液が出るから糊空木。

 

その花にチョウが来て蜜を吸っています。

白いチョウですから分かりにくいですね。右の3つの花に止まっています。

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イシガケチョウです。

イシガケチョウは石崖蝶です。石垣蝶ではありません。石崖も石垣も一般的には同じような意味に使われているようですが、石垣蝶としたら石垣島と関係があるような気がして勘違いされるといけないからでしょうか。もともと南方系のチョウですから。 

英語では map‐wing butterfly・・・なるほど。地図で州の境界が書いてあるようですね。 

イシガケチョウは、止まるとき翅を広げたまま止まります。だから翅の裏側の写真が、なかなか撮れません。

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そこにツマグロヒョウモンもやってきました。

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ツマグロヒョウモンはちゃんと翅をたたんで止まります。

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隣の別な木にコミスジもやってきました。

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木の花に来るチョウや虫を眺めていると見飽きません。