ジュンサイの池にもう一つ水草が咲いていました。
ヒツジグサです。
ここで面白いことがありました。到着してすぐヒツジグサの花の写真を撮りました。
下の写真、花が開き切っていません。これが12時34分です。写真のファイルを調べればわかります。
この写真を撮った後、丁度お昼だったので、途中で買った弁当を車の中で食べました。
弁当を食べ終わって車から出てまた写真を撮りました。
同じヒツジグサです。それが下の写真です。この時は13時01分です。27分経過です。
たった27分でこれだけ開きました。
「未の刻になったら開花した」のです。
ヒツジグサは未の刻に開くからヒツジグサだそうです。未の刻とは13時から15時の2時間です.。
それは時計のない時代の時間の取り決めで、中国から日本に伝わりました。
十二時辰(12じしん)といって、1日を12に区切ってあります。未(ひつじ)は8番目ですから13時から15時です。13時丁度を初刻、14時を正刻、15時を終刻といいますが、終刻は次の初刻になりますのでふつう使われません。
ということで私が2回目に撮った写真が13時1分ですから、未の刻の初刻になります。
それからもまだまだ開くのでしょうけど、なるほどヒツジグサは未の刻に向けてぐんぐん開くということが分かりました。夕方になるとしぼんしまいます。
上の写真はヒツジグサの葉ですが、写真の中の上と左の小さな葉はジュンサイの葉です。
純白でとてもきれいです。
スイレンがあちこちの池にありますが、それは園芸種です。
ヒツジグサが日本の自生種です。
開き切ると4枚の萼片の緑が見えなくなるくらい開いてしまうのだと思いますが、そこまで待たずに池を後にしました。