ラショウモンカズラ 切り落とされた鬼女の腕

沢沿いを歩いていると、ラショウモンカズラがたくさん咲いていました。

なかなか出会える花ではありません。

何年振りかに見ることができました。 

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唇弁の色が鮮やかです。

白に赤い紋様。

これがラショウモンカズラと名前の付いた所以です。

切り落とされた鬼女の腕から流れる血。

そんなイメージでしょうか。

 

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平安時代の謡曲「羅生門」に出てくるのだそうです。

夜な夜な羅生門に出る鬼女を討取ろうと、源頼光天王の一人、渡辺 綱(わたなべのつな)は一人羅生門に向かいます。そして悪戦苦闘の末鬼女の片腕を切り落とします。鬼女は腕を置いて逃げます。

腕からしたたり落ちる血。

しかし、まあよくそんな名前を付けようと考えた人がいるものです。f:id:tonji44:20190522115324j:plain

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これが咲いていたのは日が当たらないような鬱蒼とした森。

名前にも、咲いている場所にもかかわらず、花はとても爽やかで綺麗でした。