ガンゼキランはあちこちの家の庭に植えられています。
しかし、常緑樹林に生えているという野生のガンゼキランを見るのは至難の業です。
というのがこのランは体が大きいし、花も大きく黄色で目立ちますから、見つかってしまい、掘られてしまうのです。
そのガンゼキランに出会いました。
そこは確かに常緑樹の薄暗い森。
何か遠くに黄色いものが見えたので近づいてみました。
昨年の台風で木が倒れていてなかなか進めません。
近づくとガンゼキランでした。
こんな環境でよく花を咲かせました。
葉が無いと思ったら枝に押しつぶされていました。
下の花を見てください。エビネの花とは作りが違うようです。
名前のガンゼキは岩石だそうです。球茎が岩石のように固いからとか。
だけどどうしてガンセキランでなくて、ゼキと濁るのでしょう。
それはともかく、自然林の中のガンゼキラン、葉が押しつぶされて本当に自然のままでした。