五ケ所高原の花の続きです。
私が一番変わっている花だなあと思うのはこれ。
この花の色は独特です。何色？？紫褐色？
結構あちこちに咲いていますが、花の色が地味なので目立ちません。
どこかで見た色だなあと考えましたら、北海道で見たクロユリの花がこんな色だったような。
根元に細長い葉があってそこから5,60センチの茎をのばし、その先にこの花が咲きます。花の直径は1センチちょっとという感じ。
根元の細い葉というのは、上の写真で根元からこちら側に垂れている葉のこと。
これが細いから細葉。北のほうにはシュロソウというそっくりの植物があって、それは葉が広いのだそうです。
シュロソウのシュロはヤシの木の一種のシュロの木、あの木の葉の幹側に、シュロ皮といわれる褐色の目の粗い繊維が幹を抱いていて、それで棕櫚帚（しゅろぼうき）を作ったりしますが、シュロソウの根元が葉が枯れて、あのようなシュロ皮状になるのでシュロソウというのだそうです。
棕櫚箒といっても知らない人が多いかもしれませんね。
最後にクロユリはこんな色。北海道の野付半島で撮ったものです。
ホソバシュロソウとはちょっと色が違うかもしれません。色彩音痴なもので。
