シデシャジン アキアカネの止まっている土手に

山の中腹の道で休憩しているとトンボがいっぱい。

ときどき下りて止まります。アキアカネのメスのようですが、オスは全然いません。オスはどこに行ったのでしょう。

そのトンボが止まった先に目をやると、小さな青い花が目に入りました。

ほんの20センチくらいの背の高さです。屈みこんで見てみると、花は青紫で特徴のある形をしています。細い花冠が5枚、船のスクリュウーのよう。

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こんなに小さい。だけどシデシャジンの花の形です。

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こんなに小さなシデシャジンを見たことがありません。付近を探しましたが他にはありませんでした。種が飛ばされてきて、やっと1株だけ根付いたのでしょうか。

シデシャジンというのも変な名前です。調べてみると漢字で「四手沙参」と書きますが、四手とは神社でよく飾ってある、紙にはさみを入れてひらひらした飾り。あれが四手だそうですが、花の切れ込みをそれに見立てたのでしょうか。

沙参とは、ツリガネニンジンの根を乾燥させた漢方薬だそうで、ツリガネニンジン系の植物にシャジンとつけるのだそうそうです。う~ん、よくわかりません。

最後に付近をいっぱい飛んでいたアキアカネのメスです。

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