毎年宮崎県にやってきて巣作りをし、子を育てた後南に帰る鳥、それがブッポウソウです。探し続けた青い鳥がこんなところにいました。
大きな川沿いの曲がりくねった道を走ること1時間半。赤く塗った橋が見えてきました。アーチ形状に鋼材が組まれて出来ている橋です。その橋は赤く塗られています。この赤く塗られた橋の隙間から鋼材の中に入り、そこに毎年巣を作るのです。
きょう着いたとき、その橋の上のほうに土鳩と遊んでいたくちばしの赤いのがブッポウソウ。(本当は遊んでいたのではなく見張っていた)
ブッポウソウはこんな鳥です。近くの電線に止まったところを撮りました。
「巣に近づくやつはやっつけるぞ」と気の強い目つきです。
だけど羽の色は綺麗でしょう。森の宝石と呼ばれたりします。
ところが声はとっても悪いです。悪声です。ゲッゲッゲツと鳴きます。
仏法僧、仏法僧と鳴く鳥は、このブッポウソウではなくてコノハズクです。
ややこしいけど過去に人間が間違ってつけた名前です。
きょう見ていたら、カラスがやってきたとき、もう1羽巣から飛び出してきて、2羽でカラスをゲッゲッゲッで追い払いました。
もうすぐ雛が孵ることでしょう。親子で元気に南の国に帰れますように。そして来年もここに帰ってきてね。