宮崎市内の小さな神社。そこに大きな梛の木(ナギノ木)があります。ところが数年前の台風で幹の中ほどで折れてしまいました。
それでも今では新しい枝を伸ばしています。早く大きくなーれ。
そのナギの大木の、残った幹にマツバランが着生しています。
ランといってもシダ植物です。茎だけで根も葉もないのだそうです。
シダ植物としての根茎と地上茎があり、地上茎は二股に分かれて成長しますが、その二股に分かれる地上茎が松葉に似ているということでマツバラン。
別名ホウキラン・・・こっちのほうが似合っているかも。
最初見つけたとき、黄色い花のつぼみがいっぱいついていると思いました。本当はこれは胞子嚢(ほうしのう)だそうです。胞子嚢も熟せば黄色くなるのですね。
環境省の順絶滅危惧種(NT)になっていますから、とっても大切な植物のようです。