きょうの宮崎は梅雨の晴れ間。
なんだか光がまぶしいです。
夏になったらコアジサシ。私の中では決まっています。
コアジサシは宮崎県の海岸の砂浜に今頃やってきて、そこで卵を産み子育てをします。
以前、友達をコアジサシを見に連れていったら、「真っ白いツバメだ」と言いました。そのとおりです。
きょうは海岸の砂浜を見て回りました。なかなか見つかりませんでしたが、やっと見つけました。遠くから見たら100羽以上。
それにしても気持ちのいい日です。砂浜は誰の足跡もないし、水平線が見えるし、穏やかな波が足元まで打ち寄せてくるし。
双眼鏡で見てみました。コアジサシではないアジサシ類の可能性があるのですが、見えてる限りコアジサシでした。
魚をくわえたコアジサシがいます。メスにプレゼントしてプロポーズするのです。
そしてこの海岸の近くの、波の来ない砂の上で産卵するのです。巣は作りません。ちょこっと気持ちだけ砂を掘って、そこに産卵します。だけど私は巣のあるようなところには近づきません。コアジサシがギッ、ギッと言って怒りますから。怒った上に、糞を頭にかけてきます。
私は浜に座り込みます。
じっとしているとコアジサシたちは、一斉に海に向かって飛び立ちます。
空にコアジサシ。
何んともさわやかです。
飛び立ったコアジサシは、5分もすれば浜に戻ってきます。
沖で小魚を採って食べるのでしょう。
高い所から、海に向かってドボンと飛び込んで、魚を刺して採るのです。
アジを刺して採るからアジサシ・・・鯵刺し。アジサシの中でも小さいからコアジサシ。
コアジサシは海に出て行ったり戻ったり。
私はいつまでもそれを眺めていました。
最後の写真はなんでしょう。何も写っていない??
「砂浜の砂」です。