道端の土手に小さなピンク色の花を見つけました。
コシオガマでした。
秋の土手には似合わないような鮮やかな色。
半寄生植物だそうです。自分でも葉があるし根もあるけど、根の一部が他の植物に寄生しているとか。不思議。
同じ土手でヤマジノホトトギス見つけました。
2階建ての花です。
ヤマラッキョウもありました。もう少しで開きそうです。
時を忘れて野の道を歩き回りました
そこから見た海です。光が夕方になりました。
池の水面に倒れ込んだ木の上をそおっと歩いている鳥。
カモよりも随分小さい。
ヨシゴイでした。
水面近くを泳ぐ小魚を狙っています。
捕ったのは小エビでした。
下は随分昔の写真です。我が家にいたヨシゴイです。
「車にぶつかって動けなくなっている鳥を拾ったので届けます」と言って、警察署の拾得係の窓口に届けられたそうです。
「これ落とし物?」と困った担当の女子職員が、うちが鳥が好きだということを知っていて「何とかしてください」と持ってきて頼まれたのです。
片方の羽を痛めていました。
お刺身を摺りつぶしたりして、無理やりのどに押し込んだりして食べさせていたところ元気になり、自分で食べるようになりました。
床の間のある部屋で飼っていました。
下は当時高校生の息子にも慣れた写真です。
普段は部屋の隅に置いた木の枝の上でじっとしていました。
これがヨシゴイのポーズです。
1か月位して、大丈夫そうだったので段ボール箱に入れて川原に持っていったら、自分から葦原に飛んで行きました。ありがとうの言葉を残して。
秋の野原に行きました。草ぼうぼうの野原ですが、ところどころ獣道があります。草を払いながら進むと青紫の色の花。
元気なリンドウでした。その付近にところどころ咲いていました。
直ぐ近くにはホトトギス。これも元気いっぱいです。
もう果実が立っています。
秋の野はよく見ると草に隠れるようにいろいろの花が咲いていて楽しいです。
広い田んぼの真ん中を流れている小川を遡って行ったら、大きな溜池がありました。
堤に上がると遠くでケッ、ケッ、ケッと鳴き声が聞こえました。オシドリの声です。
探すと向こう岸近くにオシドリがいました。今季初めて見ました。
1羽だけ飛び上がって木の枝に止まりました。どうもその木のどんぐりみたいな青い実を食べているようです。
今日見たのは4羽だけでしたが、今から次第に増えていくと思います。
丘の上は牛舎が所々あって、お茶畑もありました。
道路脇に咲いている花はベニバナボロギクです。
花が終わると綿毛の実になります。
そして、風が吹くと舞い上がって遠くに飛んで行き、そこでまた芽を出します。
だからいたるところで目にします。
綿毛はふわふわして気持ちよさそうです。
帰化植物だそうですがすっかりなじんでいます。
クロツラヘラサギが到着していました。
合計4羽。下の写真は3羽ですけど少し離れて1羽いました。
海の近くの池です。
去年の飛来は30羽を越えましたから、今年も今から集団が到着することでしょう。
殆ど人の住んでいない集落の道を歩きました。
道路端にタカネハンショウヅルがありました。
半鐘のように下を向いて咲きます。
私が育った田舎では、火事があると半鐘小屋につるされた半鐘がカンカン、カンカンと鳴りました。
だんだん寒くなって道端の花が少なくなりました。
そんな中で元気なタカネハンショウヅルの花でした。
イシガケチョウ黄色型がいると聞いていました。
今回やっと出会えました。
黄色いセイタカアワダチソウに来ていたイシガケチョウ黄色型です。
明らかに黄色いと思いました。
下は以前の写真で、普通のイシガケチョウの色です。
歩けばいろんなものに出会って自然界は面白いです。
アキチョウジを見ていたら近くの土手に薄い黄色の花がありました。
キバナアキギリでした。
ほんのり黄色いキバナアキギリでした。