タンナトリカブト

山に花を見に行ってきました。

秋の花を色々見ることができました。

秋とはいえ暑い日でした。

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見た花の一つタンナトリカブトです。

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綺麗な色です。

シカが食べないのでなくなりません。

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シカはこの花が毒だということをどうして知っているのでしょうか。

鉄塔クマタカ

車で小さな川沿いの道を遡っていました。お昼になったので対岸の山が見える見晴らしのいいところに車を止めておにぎりを食べました。

クマタカでも飛ばないかなあと思って。

対岸の中腹に高圧送電線の鉄塔が立っていました。そのてっぺんに黒っぽいものが。

双眼鏡で見たら大きな鳥です。

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クマタカのようです。遠すぎて写真を拡大しましたが、これが精一杯です。

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飛び上がりました。

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飛んだら翼が幅広です。クマタカの特徴です。

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そしてまた車で川を遡りました。

30分くらい進んだところにまた鉄塔がありました。

双眼鏡でのぞくとそこにもクマタカらしい鳥が止まっていました。

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後ろ向きのまま動かなかったのですが、尾の横班からするとこれもクマタカのようです。もしかしたらさっきのクマタカが先回りしたのでしょうか。車では30分でもクマタなら3分くらいでしょうから。

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鉄塔ハヤブサはよく見ますが、鉄塔クマタカは初めて見ました。

両方とも遠すぎたのですが、見れただけでもよしとしましょう。

 

チュウシャクシギ

【朝ホウロクシギと書いていましたが、チュウシャクシギの間違いではないかというご指摘がありました。見直しましたらそのとおりチュウシャクシギでした。訂正します。いつも見ていただいてご指摘いただき感謝いたします】

 

秋の気配が漂う人っ子一人いない砂浜。

波打ち際に鳥の陰。

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チュウシャクシギでした。

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今から南の島に渡っていきます。

仲間が来るのを待った方がいいと思うのですが。

 

カイツブリ親子

湿地の葦原にカイツブリの親子がいました。

子供が3羽。ピピピピと鳴いて賑やかなこと。

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あっちに行ったりこっちに来たり。子供は親から離れません。

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親が潜って餌を捕って子供に与えているのです。

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子供のかわいいこと。

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カイツブリのことを「ケツグロ」と呼んでいました。方言でしょうか。

今の季節のシマアジ

池の中に沢山のカモが浮いていました。

その中の3羽、ちょと変わった顔をしていました。

カルガモに比べて随分小さなカモです。なんだろう?f:id:tonji44:20211001132053j:plain

今の季節のカモは難しいです。繁殖羽ではないし、非繁殖羽かもしれないけどエクリプスかもしれないし。

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これはいったい誰?

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同じカモだけどこちらは胸が赤っぽい。

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飛んだ時の上面・下面の色の出方や、その他色々調べてシマアジに行き当たりました。そういえば随分前シマアジが来ていると教えてくれた人がいました。

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上と下は下面と上面です。

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上の写真の一番上がシマアジです。下の数羽はコガモだと思います。

 

 

道端の花・ノブドウ

田舎道を長時間運転していて疲れたので、道の広がったところで休憩しました。

見回すとつる性の植物で実のついたのが目に入りました。

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ノブドウの実でした。

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ノブドウは青い実、紫の実、白い実と一緒に生(な)っているから独特です。

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ノブドウは食べられません。見るだけです。



 

ツルシギ

湿地にシギ類が休んでいました。

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左からアオアシシギ、アカアシシギ、昼寝中のセイタカシギ、そしてまたアカアシシギ・・・かと思いました。

しかし2番目のアカアシシギと4番目のアカアシシギが大きさが随分違います。

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それでよく見てみたら大きい方はツルシギのようです。

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ツルシギのくちばしは下の方だけ赤いのです。そして眉班とかツルシギだと思いました。

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ちなみに一緒にいたアカアシシギの方は下の写真のように、くちばしの色と眉班が違います。

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ツルシギとアカアシシギが一緒にいるなんて。

シュスラン

今年は渓谷に咲くシュスランは見過ごしてしまいました。行ったときは花が終わっていたのです。

だけど山の上の林の中で遅咲きのシュスランに会うことができました。

随分花の咲く時期が違います。

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とても小さいのです。横の枯葉と比べたらわかります。ほんの10センチか15センチ位。

地面に腕をついて写真を撮りました。

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シュスランは葉も白い筋がはっきりしていて独特です。

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ほんのり赤いシュスランの花。

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シュスランを見ていたら、カエルがぴょこんと目の前に。

ヤマアカガエルでしょうか。

 

蛍のように光る虫の正体はクロマドボタル?の幼虫

漆黒の闇の中を、手にライトを持って一人で歩いておりました。

そこは川沿い山道。何が出てくるかわからない怖い道。

車を止めて随分歩いた頃、歩き疲れたので立ち止まって、どれくらいの闇かなと思ってライトを消してみました。漆黒の闇は、立っていることそれだけがが難しいことが分かりました。ふらふらするのです。川の音のする谷の方に吸い込まれそうな気分になるのです。それでしゃがみ込んでじっとしていました。

その闇を見まわしていると崖の方で何か光るものが。ビックリしました。

小さな細い光です。光っては消えまたしばらく間をおいて光っては消え。

これは蛍の光の間隔だと思いました。しかし蛍の光よりずっと弱いのです。飛びませんが光が動きます。

光る虫。今まで見たことがありませんでした。

暫くしてから、ライトで照らしてみました。葉の上に小さな虫がいました。

これが光っていたのです。

ライトで照らしたまま写真を撮ってみました。

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小さい小さい虫です。尺取りみたいに尻尾を起点に動いています。

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帰ってから調べてみるとマドボタルの幼虫のようです。

マドボタルにはオオマドボタルとクロマドボタルがいます。

オオマドボタルは比較的よく見られているようですが、クロマドボタルは小さくて九州ではあまり観察例がないようです。

大きさからクロマドボタルのようにあります。それでどちらかを知りたくなりました。そのためには捕まえてきて調べないとわかりません。

ということで次の次の夜また一人で闇夜の探検に行ってきました。

光る虫のいるところ付近に辿り着きました。それからが大変でした。

捕まえるのが難しいのです。大きめのタッパーを持って行って、それに入れてくる予定でした。

光っている虫にパッとライトを当てて、葉の上にいるのを確認しタッパーを葉の下に置いてふるい落とそうという作戦です。ところが虫がタッパーに入ったかと思って覗くと入っていないのです。ふるい落とす振動で、小さいものだからほかの所に飛んでしまうようです。

かといって、虫をつまんで採るにはあまりにも細くて、足場も悪いのでつかみつぶしてしまいそうなのでできません。

失敗するとどこかに落ちた虫はしばらくは光りませんから、別な場所に移動して別な虫を探します。

そのようにして何回も試みた末やっと一匹捕まえました。その頃は午後11時近くになっていました。

そして家で写真を撮ることができました。

それが下の写真です。持って帰った葉の上に載せています。

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こんなに小さいのです。1センチ強。

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写真を撮るのも大変でした。動きが早いからです。持って帰った緑の葉や枯葉の上に載せるのですが、あっという間に葉裏に隠れてしまうのです。動きの速いこと。

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こんなに小さな物を撮る専用のカメラではありませんのでこれが精いっぱいです。

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ひっくり返り。

光るのは尻尾の先のようですがよくわかりません。

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色々特徴などを調べてみました。私の結論はクロマドボタルかなと思いました。しかしオオマドボタルとの違いがよく分かりませんでした。

面白いものに出会えました。

夜にも、私の知らない別世界があることが分かりました。

そして夜の山奥の自然の中には、幽霊も化け物も魑魅魍魎もいないことが分かりました。意外と爽やかでした。

家で写真を撮り終えたら近くの池まで持っていって、池の端の小径の藪にありがとうと言って逃がしました。

 

 

オーストラリアセイタカシギ

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池にセイタカシギが沢山いました。

その中に後首が真っ黒ふさふさのセイタカシギがいました。

他のセイタカシギより一回り大きいように感じました。

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私が前から見たいと思っていたオーストラリアセイタカシギのようです。

種ではなくセイタカシギの亜種のオーストラリアセイタカシギです。

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2羽いるようです。

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長年の夢がかなった幸運な日でした。





 

クロハラアジサシ

広い池の上をクロハラアジサシが飛び回っていました。

その数100羽くらい。

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水面に突っ込むようにして餌を捕っていました。

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くちばしで捕るのです。

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羽がきれい。

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エサ取りが終わったらみんなのいる浅瀬へ戻って来ます。

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そして水浴び。

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まだ暑いから水浴びが気持ちいいようです。

 

山の上の花と実

山の上にはいろんな植物がありました。

一日中のんびりと歩き回りました。温度が低いのでさわやかな空気でした。

この日出会った植物達です。

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↑ シモバシラ

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↑ ミヤマウズラ

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↑ スズコウジュ

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↑ シギンカラマツ

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↑ ツルニンジン

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↑ オオマルバノテンニンソウ

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↑ トチバニンジン

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↑ ツクバネソウ

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↑ ノササゲ

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マムシグサ

まだありましたがこのへんで。

名前を間違っているかもしれません。