カワウ  元気すぎてご迷惑?

秋になると宮崎にもカワウが渡ってきます。

それも徒党を組んで何百羽も。

 

川の洲にも。

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川岸の木にも。

カワウの木。

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川に接した池では魚とり。この後一斉に潜ります。

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魚獲ったぜ~。

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俺も。

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飛ぶときはきれいに整列します。

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カワウはとっても大きい鳥です。ダイサギくらい。

以前カラフトワシと一緒の写真を撮りました。

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全国的に増えすぎて、川の漁業被害が起きているそうです。

アユなどを集団で獲ってしまうのだそうです。

最近はすっかり悪者扱い。

カワウが悪いわけではないのですけど。

 

 

チョウゲンボウ  田んぼの中の電柱や電線にいます。

チョウゲンボウ・・・長元坊・・・漢字で書くとお坊さんみたい。

今の季節、開けた田んぼに行くとよく見かけます。

電柱、電線に止まっています。

今年の宮崎は特に多いような気がします。

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ハヤブサを小型化したような鳥です。ハトくらいの大きさです。

空中で羽をパタパタさせながら1点にとどまるのが得意です。下の写真がそうです。

しっぽの先が黒いのがチョウゲンボウの特徴です。

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電線に止まって地上の餌を探します。とっても目がいい。

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それ行け!

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田に草が生えたところに下りました。獲物は?

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右足で何かをつかんでいます。

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これはバッタ?

私が見る限り今の時期はほとんどバッタです。

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これは近くにいる別のチョウゲンボウ。やはりバッタのようです。

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餌を食べているときカラスとか、ノスリなどが近づくと、キイキイキイと鳴いて追っ払います。

また別のチョウゲンボウがやってきました。ほんとに今年は多い。

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羽がきれいです。

 

クロヤツシロランはエイリアン!

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すごく奇妙な植物です。これは花です。

まるでエイリアン。

 

花全体の写真です。土からこのように直接出てきています。茎の高さは3センチ位。

とても小さいのです。9月末のことでした。

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いったいどんなんところに生えているかというと、森の中の落葉(おちば)の中です。

下の写真ちょうど中央にあるのですが分かりますか。

そうなのです。連れて行ってもらって「ほらそこ」と指さされても分からなかったのですから。

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拡大してみます。真中の三つのラッパ型のもの。落葉と同じような色。落葉より小さい。

これがクロヤツシロランです。

 

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クロヤツシロランという植物は、菌従属栄養植物だそうです。

どういうことかというと、光合成をやめたから葉がありません。栄養は地下でキノコの菌糸などを捕っているのだそうです。

光合成しないから光が必要ありません。だからほとんどを地中で過ごし、花が咲くころほんの一時、地上に現れます。そして実をつけます。

 

私はこの花にはとても深い思いがあります。

今回、友達に連れて行ってもらって、花を初めて見ることができたのですが、随分前の2010年12月のこと、私がよく行く森で下のような果実を見つけました。

クロヤツシロランに違いないと思いました。

 

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ボンボリのような果実。下の写真はもう種が飛んで残っていないようです。

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次の年から毎年9月ごろから12月にかけて何回も山に通いました。しかし例年、見つけられないか、見つけた時は種でした。
種の時は茎が10センチから40センチくらい伸びますのでとても分かりやすいのです。

どのようにして探すかというと、前年種が出ていた周辺を、軍手を手にはめて這いつくばるようにして花を探すのです。時には落葉をかき分けながら。

5年くらい通いましたが花を見つけられないので、近年はもう諦めていました。
そんな見つけにくい花を、今年9月末霧島山系で見せてもらって、やっとクロヤツシロランの花に出会えたのです。 

来年はまた以前探し続けていた山で挑戦してみたいです。

花の実物を見たので今度は目に入るかもしれません。

 

最初に戻りますが、そっくりの花にアキザキヤツシロランという花があります。

その違いは、クロヤツシロランのほうが唇弁の両側に毛があるのだそうです。 

最初の写真をもう1回下に出しますから見て下さい。

落葉の上に友達がシートを敷いてくれたので、それに伏して撮った写真です。何しろ茎は高さ3センチ位ですから。

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舌の左右に毛があるからクロヤツシロランに間違いないようです。

 

光合成をしないで生きていくという選択をして、植物でありながらこのような姿に進化したのは、やはり「植物界のエイリアン!」

 

 

 

ベニバナボロギク  お利巧の花なのです

海沿いの道を走っていたら道端に咲いている可愛い花。

その名はベニバナボロギク。

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先が赤っぽくてきれいな花なのですが、名前がちょっと。ボロギクとは。

調べてみると第二次大戦後に入ってきた帰化植物だそうです。

海岸沿いだけでなく山奥でも、木が伐採された裸地には、最初にこの花が咲きます。

そして2,3年して他の植物が出てくるとなくなります。

ほかの草が土地を欲しがったら譲るのです。潔いですね。

そして紅の花が咲いたら頭(こうべ)を垂れています。偉いですね。

花の後は綿毛になります。

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この綿毛で新天地に活路があるから潔いのでしょうね。

そしてこの綿毛の具合がボロをまとったように見えるからボロギク。

この若葉は食用になるのだそうです。

道端で振り向きもされずに咲いているベニバナボロギク、見かけたらじっと見てみてください。

 

ニュウナイスズメ  もう一つのスズメ

昨日、家から30分ぐらい車を走らせた国富町の広い田んぼに行きました。

電線に何かいっぱい止まっています。その数数百、いや千以上かな。

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画面に入らないところにもいっぱい。

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冬にこのように電線に止まるのは、

カワラヒワなら普通

アトリとかニュウナイスズメなら少し珍しい。

 

近づいてみるとニュウナイスズメでした。

ニュウナイスズメもこんなに多いのは初めて見ました。

 

ニュウナイスズメは東北地方や北海道で繁殖し、冬になると宮崎にもやってきます。

春には帰っていきます。

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スズメは頬に黒い斑点がありますが、これはそれがないので一目瞭然です。

 

下の写真はただのスズメです。頬に黒い斑点があります。オスもメスも同じです。参考までに。

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下はニュウナイスズメのメス。頬の黒い斑点がありません。

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下はニュウナイスズメのオス。頬の黒い斑点がありません。

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ときどき下に下りて餌を食べます。

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この冬中、この田んぼにいたらいいのですが。

飛び回ったり餌を食べたりする大きな集団は見ごたえがありますから。

 

ツメレンゲ  海岸の岩場の変わった花

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とても変わった花が、海岸の岩場に咲いています。

その名はツメレンゲ。

 

海岸沿いの国道は、バイパスができとほとんど車が通りません。

その道はそそり立った崖の上の道で、はるか下に海が見えます。

そこから今は魚釣りの人しか利用しない道を下ります。

下り切ったところは砂浜。その砂浜は、北は急峻な崖に阻まれ、南も同じように急峻な岩場となっており孤立した砂浜です。

この日は晴れ。砂浜がきれいでタカラガイなどが打ちあがっています。

アジロダカラ、ハナマルユキガイ、ビワガイなどなど。

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そんな砂浜の崖に咲いているのがツメレンゲ。

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私はここでしか見たことがありません。初めてそれを見たのは友人に誘われて一緒に見に行ったときでした。

何より不思議に思ったのは、岩ばかりの崖に、葉も少しばかりなのに、よくもこんな花を咲かすものだという思いでした。

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なんだかサボテンみたいです。よくもまあこんな栄養のなさそうな岩場を選んで生きていますね。不思議。

ツメレンゲとは。

蓮華はこのサボテンのような葉が蓮の花に似ていること、爪は葉の先がとがって爪のようだということからきているそうです。

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よく見るとちゃんときれいな花が咲いています。

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高くて人が昇れないところにたくさん。

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高い岩場の上にも点々と。

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近くにはアゼトウナの花。

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冬なのにそれぞれに頑張って咲いています。

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師走というのにこの日はぽかぽか陽気で、ひなたより日影が過ごしやすく、岩場の陰でツメレンゲを見ながら一人で弁当を食べました。

 

 

廃屋 そしてミツマタ

西都市から西米良に行く道は一ツ瀬川沿いの道です。

川に沿って道がくねくねと続いています。どこまでもどこまでも。

 

運転に疲れたので休憩しようかと思いますが、左側は川、右側は崖という所でなかなか車を止めるところがありません。人家もないところでした。

右側にやっと広いところがありましたので車を止めました。

外に出るとその山側は沢になっており、小さな川が道路下をくぐって一ツ瀬川に流れ込んでいます。

 

沢の左側に小さな道がありました。入り口はこんなでした。

ここを歩いて登ったのです。ただの沢だと思いました。

何か植物があるかもしれませんから。

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しばらく進むと沢の左側に何か見えました。

 

「え、こんなところに家?」

車が入れそうな道路ではなかったのでびっくり。

だけどその小道自体、最近人が通ったような跡もなく草ぼうぼうですので、もう人は住んでいないはずです。

近づくとなやはり廃屋。

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どのくらい前まで人が住んでいたのでしょう。

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荒れ果てています。ドアがありません。

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屋根にはこんなに苔が。

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ここは沢のほとりで湿気も多いのでしょう。

裏に回ってみました。土砂が家の壁まで来ています。

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裏の沢沿いはとてもいい空間でした。

大きな岩と樹木そして沢。

自然の美があり、立ち止まってしばらく眺めました。

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もう少し広く写真を撮ればよかったのですが、これしかありません。

本当はもっと広々していて自然の感じがよかったのですが。

 

私はその廃屋を見ながら思いを馳せます。

この家にはどんな人が住んでいたのでしょうか。

多分この家の裏の、この景色がとても気に入っていたことでしょう。

そしてどんな事情があってこの家から離れることになったのでしょう。

 

この家で営まれていた家族の団欒が脳裏に浮かびます。

家族の笑い声が聞こえてきそうです。

 

私は廃屋が好きです。

もののあわれというか、切なさというか、諸行無常というか。

廃屋も、私のように突然訪ねてくる人がいて、そしてじっと見てくれる人がいたら喜ぶだろうと思うのです。

 

この家のことを思いながら、石ゴロゴロの裏の沢を歩いていると、ミツマタが何本もあり、花を咲かせていました。

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大きな木も。

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ミツマタは3つの又。

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ミツマタの花は下を向いているので、そのきれいさがなかなか分かりませんが、上品な花です。

私がお金持ちなら、この家を買い取って、きれいに整備して住んでみたい・・・。

夢のまた夢。

 

 

ウミネコ 師走の小さな漁港

12月になりました。

宮崎県北部の日豊海岸にある延岡市北浦町に行ってきました。

漁業の町で北浦古江港があり、漁船がつながれています。

その小さな漁港にカモメがぷかりぷかり。

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ここには何回も来たことがありますが、いつもカモメがいます。

大きなカモメはオオセグロカモメかな?

しかし、ここで多いのはウミネコ。いつ来てもいます。近くで繁殖しているのかもしれません。
ちょっと小さくてかわいいです。

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 これがウミネコ。褐色ががかったのは若者。

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ウミネコは飛ぶとわかります。尾に黒い帯が入るからです。

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近くの港に流れ込む川の方にもいます。かわいい目をしています。

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スナヤマチャワンタケ  こんなところに不思議

もう冬。

これは昨日、11月30日のことです。

砂浜には誰もいません。

だけど陽気はぽかぽか。北風も吹きませんから気持ちがいいです。

 

この砂浜に不思議なキノコがあるのに気づいたのは3年前の11月の終わりでした。

砂に小さな穴が開いたようになっているのです。囲いもあります。これはいったい何?

もちろんっ最初はキノコということが分かりませんでした。

 

下の写真は今回のものです。

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下の写真の真ん中より少し右下。

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このように、生えているところは砂山が崩れて崖のようになったところです。

 

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その3年前調べたら、スナヤマチャワンダケということが分かりました。

家にある山渓フィールドブックの「きのこ」にも載っていなかったのですよ。

分かるのにだいぶ時間がかかりました。

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中は空っぽ。砂粒がほんの少し。

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もう一個見つけました。

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さらにもう一個。この3個目は淵が壊れています。

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下は3年前の初めて出会ったときの写真です。砂を掘ってみました。

砂山にある茶碗ですね。チューリップ型。

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だけど不思議ですね。進化の過程でどのようなことがあって、冬の砂山に茶碗型のキノコが生えることになったのでしょう。

 

 

 

 

 

マンリョウに白い実が?

車で1時間くらいは走って山に行きました。

沢の小道を歩いているとマンリョウがあちこちに咲いています。

高さは1メートルないくらい。

マンリョウは正月を連想させませす。

赤い実がとてもきれいです。

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しばらく沢を登ったところにマンリョウがあり、白い実もついています。

え、マンリョウに白い実?

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いえいえそうではありません。マンリョウと白い実のイズセンリョウがくっついているだけです。イズセンリョウも今の季節よく山で見かけます。

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マンリョウは木の姿勢がよいですが、イズセンリョウは行儀が悪くて絡まったような垂れ下がったようなときが多いです。

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だから正月の飾りには向かないようです。実はよく見るときれいなのですが。

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イズセンリョウがあるということはもちろんセンリョウも山にあります。

 

うちの庭にはいつの間にかセンリョウもマンリョウも咲くようになりました。

冬、小鳥のためにみかんの輪切りなどを置いていますので、ヒヨドリやシロハラなどがやってきます。多分それらの糞に混ざっているのだと思います。

イズセンリョウは生えてきません。小鳥にとってはイズセンリョウの実はおいしくないのかな。

ちなみに百両、十両、一両というのもあります。

それぞれ別名として呼ばれているようですが、百両はカラタチバナ、十両はヤブコウジ、一両はアリドウシのことだそうです。

面白い。

 

マルバテイショウソウ  長く細い茎の先の小さな花

今の季節、花が少なくなりました。そんな中、毎年楽しみにしている花があります。

マルバテイショウソウ。

いつもの場所に見に行こうと出発しましたが、夏の台風で林道が荒れていて辿り着けませんでした。今年は見れないのかなと思っていたら、友達が別の場所を教えてくれました。

川沿いの道をくねくねと走ってやっと辿り着きました。

道路脇の土手に咲いていました。いくつもいくつも。

可愛いこと。

 

背の高さは20センチから30センチ。そこののはちょっと小さい感じがします。地域によって大きさが違います。

花と葉を一緒に取ろうと思いますが、なかなか両方にピントが合いません。

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地面に張り付いたような葉から、細い茎が伸びて、その先に小さな花。

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この花の一つをよく見ると3個の小さな花からできています。面白い。

 

葉は5,6センチ。

葉が丸いからマルバ?丸くない。

そうではなくてテイショウソウというのが本州や四国地方にあって、それが鋸葉だそうです。それに対してこれは鋸葉でないから丸葉。

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おかげさまで今年もマルバテイショウソウをゆっくり見ることができました。

 

 

コウライアイサ  今年もやってきました

宮崎市の大淀川に今年もコウライアイサがやってきました。

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川の対岸の方ですからとても遠くて、随分トリミングしています。

なんとか脇腹のウロコ模様が見えます。

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これはメスでしょうか。目先が黒いのでオスの若い個体かもしれません。

羽をばたばた。

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今のところ1羽のようです。

そこには毎年来ていますが、今年で6季目になります。欠かさずやって来ます。

しかし、1羽の時、2羽の時、3羽の時といろいろです。

最初に見つけた5季前はコウライアイサ3羽とカワアイサ1羽が一緒でした。

 

下の写真は最初に見つけた時、ドキドキしながら撮った写真です。

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今1羽ですが、今から年末にかけて仲間がやってくる可能性が高いです。

時々会いに行ってみます。

 

 

紅葉(モミジ)が紅葉(こうよう)

北の国では山いっぱいの紅葉が有名ですが、宮崎ではそのようなところは県北の一部以外あまりありません。常緑広葉樹が多いのです。

そんな中、近場で紅葉がきれいなところを教えてもらいました。

宮崎市の鰐塚山山麓。

モミジが真っ赤に色づいています。何本も何本も。

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北の国のように山中というわけではありませんが、それでもとてもきれいです。

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紅葉する葉はいろいろありますが、ここの木はモミジです。

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道路を歩いていくと右も左も紅葉。真っ赤な葉から黄色の葉までいろいろです。

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谷沿いには黄色い紅葉。黄色いのも紅葉と言っていいのかなあ?

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もうすぐ真冬到来。この紅葉も後しばらく。

生者必滅、会者定離。

季節は廻ります。

 

ハイタカ  近いのに逃げない

久しぶりに大学生の孫と鳥見に行きました。

私は目が衰えていますが、若いものは目がいい。

車で田んぼの中の道を、何かいないかなと思いながら走っていると、急に孫が「ストップ」と言いました。

そして「すぐそこ。すぐそこ、近すぎる」という指先を見ると、ほんの数メートルの右側に鳥が止まっています。後ろ姿。

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「タカだ。写真撮って」と言いますので私は運転席の窓からズームレンズのカメラを向けました。

しかし、向こう向きなので顔が分かりません。

助手席の孫からはフロントガラス越しになるのでいい写真が撮れません。

孫は車の中で助手席から後部座席に移りました。

そして写真を撮り始めました。だけど草が邪魔になっています。

「草が邪魔でないところまでバックするよ」と言って少しバック。

それでも逃げません。

タカは私たちの方を向きました。目が鋭い。

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孫も写真が撮れました。逃げはしないかとびくびくです。近すぎるのです。

2人とも随分写真を撮ったところで、後ろから車が来ましたので、車を動かしたら逃げました。

 

私と孫の脳が狩猟本能に戻ったようでした。

「獲る」と「撮る」の違いがありますが。

孫は撮った写真を眺めて満足気です。

「白い眉があったから、オオタカかハイタカ。大きさからしてハイタカ」

興奮の数分間でした。

アトリ 小さな社の木に

広い田んぼと畑のあるところ

真中に小さな社(やしろ)

そこに大きな木がありました

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冬になって葉を落としました

その木に小鳥がたくさん

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木もにぎやかになって喜んでいます

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この鳥はアトリ

スズメより少し大きい

シベリアが氷に覆われたので餌がなくなりました

それで餌のある日本に渡ってきました

 

田んぼに下りて食事

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満腹になったら飛び回って遊びます

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おしまい。